ドローン資格取得後の仕事の種類を難易度別にご紹介

ドローン免許(国家資格)を取得したものの、そのスキルをどう仕事に活かすべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。
ドローンの活用範囲は年々広がっており、難易度や求められる専門性も多岐にわたります。

本記事では、資格取得後に挑戦できる主な仕事を、初心者向けから上級者向けまで難易度別に5つのステップで詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

【難易度:低】空撮・点検補助業務

まずは基本的な操縦スキルを活かせる空撮や、ベテランのサポートに回る点検補助からスタートするのが一般的です。

観光PR映像の撮影や、SNS用の素材作りなどは、個人のセンスを活かしつつ実績を積むのに適しています。

  • 不動産物件の外観撮影
  • イベントの記録映像
  • 点検現場でのバッテリー管理や安全監視

この段階では、何よりも「安全に離着陸させる技術」と「周囲の安全確認」が重視されます。実務経験を積みながら、現場特有のルールや機体操作のクセを覚える絶好の機会となるでしょう。

【難易度:中】外壁・屋根の点検業務

住宅やマンションの外壁、屋根を赤外線カメラ等で点検する仕事は、現在需要が急増しています。

足場を組まずに短時間で調査できるため、コスト削減の手段として注目されていますが、建物に接近して飛行させるため、一定の操縦精度が求められます。

  • 赤外線カメラによる雨漏りやタイル浮きの診断
  • 高所作業車が入れない場所の現状確認
  • 太陽光パネルの異常検知

撮影したデータを正しく解析する知識も必要になるため、ドローンの技術に加えて建築や保守に関する専門知識を少しずつ取り入れていくと、仕事の幅がさらに広がります。

【難易度:中~高】農薬散布・測量業務

農業や建設業界での活用は、専門的な機体操作と専用ソフトの活用が不可欠な分野です。

農薬散布では、重い薬剤を積んだ状態での低空飛行が必要であり、測量では数センチ単位の精度で地形をデータ化するスキルが試されます。

  • 自動航行プログラムの作成と管理
  • 散布ムラを防ぐための正確な速度維持
  • 3次元点群データの生成と解析

これらの業務は季節性があったり、高価な機体が必要だったりしますが、単価が高く、プロとしての地位を確立しやすいのが特徴です。

現場の責任者と連携し、効率的な作業計画を立てる能力も欠かせません。

【難易度:高】インフラ・大規模構造物点検

橋梁やダム、送電網といった公共インフラの点検は、非常に高い難易度を誇ります。

GPSが届かない橋の下や、電磁波の影響を受ける高圧線付近など、過酷な環境下での非GPS飛行(ATTIモード)を完璧にこなす技術が必須です。

  • 橋梁の裏側や狭隘部のクラック確認
  • 送電塔の碍子(がいし)の状態チェック
  • 災害時の被害状況の迅速な把握

一歩間違えれば重大な事故につながるため、資格を持っていることは最低条件であり、その上で数百時間の飛行実績や高度なリスク管理能力が問われます。

まさに「ドローンパイロットの精鋭」が活躍する領域といえます。

【難易度:最高】物流・有人地帯での目視外飛行

レベル4飛行と呼ばれる「有人地帯での目視外飛行」は、最も難易度と責任が重い仕事です。

離島や山間部への物資輸送、都市部での宅配など、機体のカメラ映像のみを頼りに遠隔で操縦・監視を行うため、非常に高度なシステム理解と運用能力が必要になります。

  • 過疎地への医薬品や日用品の配送
  • 災害時における孤立地域への支援物資輸送
  • 長距離におよぶライン点検の自動化

現在は実証実験から社会実装へと進んでいる段階ですが、航空法だけでなく電波法やプライバシーへの配慮など、周辺知識も完璧に網羅しなければなりません。

次世代の輸送インフラを支える、将来性の高い分野です。

まとめ

ドローンの仕事は、難易度が上がるほど専門性が高まり、その分報酬や社会的な貢献度も大きくなります。

まずは自分の現在のスキルに見合った業務から着実に実績を作り、徐々にステップアップを目指すのが成功への近道です。

免許取得はあくまでスタート地点ですので、日々の練習を積み重ねて、理想のキャリアを築いてください。