ドローン資格の年齢制限はある?ドローン学校に入学できる年齢は?

未成年者や学生でも、ドローンに興味を持ち、資格取得や操縦を始めてみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
中には、「ドローンの操縦に年齢制限はあるの?」や「ドローン学校入学の年齢制限は?」といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

そこで本記事では、ドローン資格やドローン学校の年齢制限について、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

ドローン資格取得に年齢制限はある?

ドローンの資格には、国家資格と民間資格があります。国家資格である「一等無人航空機操縦士」および「二等無人航空機操縦士」を取得するには、16歳以上である必要があります。

これは、無人航空機の操縦が社会的な責任を伴う行為であるため、一定の判断能力や責任能力が求められることから設定されています。

一方、民間のドローンスクールなどが発行する資格には、法律上の年齢制限はありません。ただし、各スクールが独自の基準を設けている場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。

ドローン学校(登録講習機関)への入学年齢は?

国家資格の取得を目指す場合、国土交通大臣が登録した講習機関(いわゆるドローン学校)に通うのが一般的です。

このドローン学校で学科講習や実地講習を受け、修了考査に合格することで、本試験の一部が免除されます。

ドローン学校の修了考査を受けるためには、国家資格の受験資格と同様に16歳以上である必要があります。したがって、国家資格の取得を目的としてドローン学校に入学する場合、実質的に16歳以上が入学対象となります。
ただし、一部のスクールでは、座学のみのコースなど、16歳未満でも受講可能な場合もあります。

未成年でもドローンを飛ばせる?

ドローンを操縦すること自体には、法律上の年齢制限は設けられていません。小さなお子さんでも、トイドローンなど比較的安全な機体を保護者の管理下で操縦することは可能です。

しかし、航空法などの関連法令は、操縦者の年齢に関わらず適用されます。例えば、特定空域での飛行許可・承認の申請や、事故発生時の報告義務などは、年齢に関係なく発生します。

未成年者が操縦する場合は、保護者が安全管理や法令遵守について十分に指導し、責任を持つことが重要です。資格の有無と操縦の可否は別の話である点を理解しておきましょう。

高齢者でもドローン資格は取れる?

ドローン資格の取得に、上限の年齢制限はありません。健康状態に問題がなく、視力や聴力などが無人航空機の安全な飛行に必要な基準を満たしていれば、何歳でも資格取得を目指すことができます。

ドローン学校での講習も、座学と実技が中心で、過度な体力が必要となるものではありません。近年では、趣味としてドローン空撮を楽しむ方や、農業、インフラ点検など仕事でドローンを活用する高齢者の方も増えています。

年齢を理由に諦める必要はありませんので、ぜひ挑戦してみてください。

年齢以外にドローン資格取得に必要な条件は?

ドローン資格を取得するためには、年齢以外にもいくつかの条件があります。まず、身体的な適性として、視力、聴力、色覚などが安全な操縦に支障がないレベルであることが求められます。

また、航空法に定められた欠格事由(特定の犯罪歴など)に該当しないことも条件の一つです。国家資格の場合は、学科試験と実地試験(またはドローン学校での修了考査)に合格する必要があります。