ドローンの国家資格制度が始まり、「一等」と「二等」どちらを取得すべきか悩んでいませんか?
高難易度の一等か、まずは二等か。この記事では、あなたの目的に最適な資格がわかるシンプルな診断フローチャートと、それぞれの特徴を解説します。
そもそも一等と二等の違いとは?
一等と二等の最も大きな違いは、「レベル4飛行」の可否です。
レベル4飛行とは、「有人地帯(第三者の上空)での補助者なし目視外飛行」を指し、都市部でのドローン配送などがこれに当たります。
このレベル4飛行を行えるのは、現状「一等」資格保有者のみ。一方、二等はそれ以外の特定飛行(レベル3まで:無人地帯での目視外飛行など)の多くをカバーします。
機体認証や飛行カテゴリーも関連しますが、まずは「第三者の上空を飛ばす必要があるか」が最大の分岐点だと覚えておきましょう。
【診断】あなたの目的は?(フローチャート解説)
ドローンの資格選びは目的が全てです。以下の質問に「はい/いいえ」で答えてみてください。
【質問1】
将来的に、都市部など「人のいる場所の上空」でドローンを飛ばす(例:配送、インフラ点検)業務が必要ですか?
→ はい:「一等」が必要です。
→ いいえ: 質問2へ
【質問2】
人のいない場所(山間部、海上、自社敷地内など)での飛行(空撮、測量、農薬散布など)がメインですか?
→ はい:「二等」で十分対応可能です。
→ いいえ/まだ未定: 迷っている場合は、次の見出しを参考にしてください。
二等(二等無人航空機操縦士)がおすすめな人
診断で「二等」が適していた方は、現在のドローン活用の大半をカバーできます。具体的には、「特定飛行」のうちレベル4飛行(第三者の上空)を除いた飛行が該当します。
例えば、以下のような目的の方には二等をおすすめします。
- 趣味の空撮(DID地区外などルール厳守)
- 無人地帯でのインフラ点検や測量
- 農薬散布
- イベント記録(第三者の上空を避ける)
現在の日本では、レベル4飛行のハードルが非常に高いため、ほとんどの操縦者にとっては二等資格が現実的かつ十分な選択肢となります。
一等(一等無人航空機操縦士)が必要な人
一等資格は、レベル4飛行を実現するための「スタートライン」に立つための資格です。
この資格がなければ、有人地帯での目視外飛行の許可申請(カテゴリーIII)を行うことすらできません。
具体的には、以下のような先進的なドローン活用を目指す企業や個人に必須です。
- 都市部でのドローン物流(配送サービス)
- 市街地におけるインフラ点検(高層ビル、橋梁など)
- 警備や災害調査(第三者の上空を飛行する必要がある場合)
取得難易度やコストは二等より格段に上がりますが、ドローンビジネスの最前線を目指すのであれば、挑戦する価値がある資格です。
迷ったら二等から?ステップアップも視野に
診断しても「将来的に一等が必要になるかも…」と迷う方も多いでしょう。その場合、まずは「二等」から取得することをおすすめします。
なぜなら、一等の試験は二等よりも難易度が高く、講習費用も高額になるためです。まずは二等を取得して操縦経験を積み、特定飛行のルールや機体の知識を深めましょう。
その上で、明確にレベル4飛行の必要性が出てきた時点で「一等へのステップアップ(限定解除)」を目指すのが、最も効率的で現実的なルートと言えます。
焦らず、ご自身の現在のニーズに合わせて判断してください。
まとめ
ドローンの国家資格は、一等も二等もそれぞれに明確な役割があります。「何となく」で選ぶのではなく、「第三者の上空を飛ばすか」を基準にご自身の目的を明確にして、最適な資格を選びましょう。
